弁護士ブログ

ドラマで裁判のシーンというと、対立する弁護士が向かい合って、大きな法廷で「異議あり」などと言うシーンが思い浮かびます。

もちろん、今後も、そのように弁護士が法廷で向かい合って裁判を行うのが原則的なスタイルであることは変わりないのでしょうが、日々技術の進歩により、裁判もIT化されているということをご存じでしょうか。

福岡パシフィック法律事務所で担当する事件でも、先日、IT化された裁判が行われたので、弁護士米田宝広と弁護士福地浩貴の2名が出廷してまいりました。

インターネットを利用したテレビ会議システムが導入されたのです。

極めて先駆的な取り組みで、このようなシステムをつかって裁判が行われたのは福岡では10例あるかないか、という程度の数のようです。

裁判のIT化

全国でも大規模な裁判所だけで試験的に行われている段階ですが、わたしは、裁判終了時に思わず、「まるで未来の世界だなあ!」と大声で言ってしまい、裁判官も書記官も、そうでしょう、と笑顔でうなづいておられました。

相手の弁護士は大阪でしたが、裁判所の大きなテレビに大阪の弁護士のお顔が大きく映し出され、声が聞こえてきます。

裁判官の進行に従って、互いの弁護士のやりとりがリアルタイムで法廷で展開されます。

まるで、相手がそこにいるかのような臨場感です。

昔の衛星中継のように、いっこく堂さんが得意とする「声が遅れて聞こえてくるよ・・」なんてことは一切ありません。

裁判もこういう素晴らしいシステムが導入されて進化しているのだ、ということはぜひぜひ、全国の皆様にも広く知っていただきたいと感じました。


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