弁護士が主人公のテレビドラマは数多くあります。

たまに依頼者様や初対面の方などから
「ドラマの弁護士って,本当の弁護士とは全然違うのですか」
と聞かれることがあります。

私はあまりドラマを観ないので,正確ではないのかもしれませんが,決定的に違う事が1つあります。

それは,ドラマの弁護士は1つの事件しか取り扱っていないのに対して,現実の弁護士は同時並行で少なくとも10数件の事件を取り扱っているということです。

福岡パシフィック法律事務所では,常時80件程度の事件を抱えており,ほぼ毎日,裁判所でなにかの裁判をしております。

ドラマのように1つの事件とまでは言わないけれども,せめて5件程度だったら,現場に何度も足を運ぶなどのドラマの弁護士のような丁寧な仕事のスタイルができるのになあと思う事があります。

とはいえ,福岡パシフィック法律事務所の弁護士は,少ない時間の中からも,比較的現場に足を運んでいるほうではないでしょうか。

基本的に,裁判で法廷に行かない日は,どこかに出張しております。法廷

逆に言えば,四六時中ずっと事務所にいるわけではないので,なかなか電話などの連絡が一発で弁護士につながらないと思われているかもしれませんし,その意味では,現場に行けば行くほど,単純に良い弁護士であるとか偉い弁護士とかいうことにはならないのかもしれません。

なんとか時間を捻出して,現場も事務所も空けない様に,また緊急連絡や緊急事態にもすぐに対応できるようにしたいとは思うのですが,ドラマではないので,現実の弁護士にとっては非常に難しいですね。


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